うっわ…、一吸い目からとんでもない美味しさです。クッキー、キャラメルの奥にほのかに薫る良い香りの花。製造から3ヶ月の個体…と書こうとした矢先、あまりの美味しさに少し動揺してしまいました。
フルサイズのランセロ(世の中の葉巻には、ランセロと名前が付いていても、7.5インチ(191㎜)より短いヴィトラも多い)としては驚くほどスムースなドローです。リングゲージ38という細さながら、煙量も十分、雑味もなく極上のスモーキングです。ラ・フロール・ラティーナは、キューバ産のような甘さと香ばしさをベースに、華やかなフローラルな芳香が基調のブレンドプロファイルです。
3㎝程燃え進むと、上品なフローラルの香りが徐々に明確となってきました。この味わいと香り、キューバ産で言うとラモン・アロネス、ロメオ・Y・フリエタの一部の葉巻とイメージが重なります。ナチュラルな甘みとナッティーな香ばしさは昔のキューバ産の基本プロファイルそのものなのですが、上質なフローラルさは、キューバ産のそれよりも明確で、言うなれば高貴なバラの香りが最も近いと思います。「キューバ産葉巻を再解釈」3ブランドの中では、このフローラルさにおいて最も特徴あるブランドに位置づけられます。
ボディーはスタートこそライトな印象でしたが、序盤以降はミディアム。ちなみに、ラ・フロール・ラティーナは燃焼が遅い傾向があります。それは非常にしっかりした灰と、喫煙時間の長さに現れています。一般にこのような特徴のタバコ葉は、火が消えやすかったり煙量不足となるケースも多いのですが、そうは仕上げっていないのが特異な点です。
好みもあると思いますが、これは極上のスモーキングです。心ゆくまで高貴なフローラルをお楽しみ下さい。
レビュー点数:95点
キューバ産近似度:5.5(最大5)※キューバ産を超えています。
